いまさらではあるが、近年建築された大型倉庫についてのハナシである。
REIT( real estate investment trust、リート:不動産投資信託)やら投資法人云々の説明や現状はさておき、もっと原始的で単純な懸念というか疑問を抱いてきた。
それは回収期間についてだ。
もちろん一概には言えないということも心得ている。
巨大ファンドの内陸型倉庫建設着工のピークが過ぎようとしている。
おそらく竣工ラッシュを迎える2年後以降には、国内大手ディベロッパー以外の開発案件は激減するはずだ。
あくまで私見だが、そろそろ保管料相場の高止まり幻想が消え去るのだと感じている。
現状の市場環境に一喜一憂することなく、潤沢な資金で長期的展望と計画のもとに粛々と開発を手掛ける国内の旧財閥系をはじめとする数社以外は、実態の賃料相場や空室率の動向を注視しつつ、近づく潮目の変化を探る
冒頭からいきなりで恐縮だが、まずは以下をご覧いただきたい。
図表化せずにテキストでの説明なので、見比べにくい点は前もってお詫びしておく。
(購入者A)
■決済方法:クレジットカード、電子マネー、銀行・郵貯振込、代引き、後払い
■配送料金:300円
■再配料金:無料(初配から14日以内)
■配送日時:指定可能。配送日時お任せ(複数から選択)割引あり(▲150円)
■受取方法:選択可能。受取方法お任せ(複数から選択)割引あり(▲150円)
「 ¬ 」
この記号をご存じだろうか?
ややこしい並びになってしまっているが、鉤括弧の中にある¬を指して問うている。
「縦書きの時の「」の上側にくるやつ」とかではなく、横書きの際にも使うらしい。
過去に何度か「もし自分がECをするならどんなジャンルを選ぶだろう」
と考えたことがあった。
趣味性の高い専門的な商材でやってみたいと思った。
たくさんは売れないが、生活できる程度の収入になればよいと願い起業するに違いない。
幸いなことに入荷から発送までの業務は全部自前でできるので、そこはかなり倹約できる。
時間のある元気な高齢者が増えることで、昭和の時代には随所にあった「荷物預かり所」や「コインロッカー」の類似サービスが再増すること必至と感じる。
ただし、預ける者と受け取る者が別人というところが、終わりを迎える平成と次の元号の時代を象徴している。
個配全体というより宅配についての傾向としてであり、人口密集の都市部と過疎化が進む地方市区町村では、異なるサービスがそれぞれの実情にあわせて普及していくだろう。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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