物流よもやま話 Blog

  • コボットの惑星 第4章 まちがわないコボット

    カテゴリ: 予測本質

    物流業務に限ったことではないが、人間は同じまちがいを繰り返す。
    いつの時代でも、「かつてない出来事」や「前代未聞の不祥事」「有史来の逆境」などと、大仰な言い回しで目の前の現象を表現するが、その大半は歴史や履歴や沿革などの不勉強や短絡な思い込みに過ぎない。

  • コボットの惑星 第3章 テセウスの船

    カテゴリ: 予測本質

    物流現場は標高ゼロの地点にある。
    言い換えれば「間違いは常在しており、それが皆無となる世界など想像できない」となる――はあまりにも極論すぎるのだろうか?
    われわれ物流屋は荷主企業が「ゼロ」を目指す道程の途中にあるどこかで業を営み、毎日それで食っている。

  • コボットの惑星 第2章 ドラえもんとのび太

    カテゴリ: 予測本質

    1994年にNEDO(現在の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が企画し、広報・教材ビデオとして制作された『ドラえもん のび太と未来ノート』は、その主題をエネルギーから物流に代えてリメイクしても、今の時代に十分適用可能なコンテンツだと思える。
    そうなると、のび太君とドラえもんの配役が気になるところだが、読者諸氏ならどう考えるのだろうか。

  • コボットの惑星 第1章 物流の未来ノート

    カテゴリ: 予測本質

    「ロボットからコボットへ」
    こんな謳い文句を見聞きしたことがある読者諸氏は多いだろう。
    日本国内ではまだ黎明期・試行期だが、欧米では市場参入者の急増が続き、製品やサービスの投入が活発化している。いくつかの要因の重なりによって、顕在化している現在の市場ニーズを上回る供給量となってしまい、統計的には一時的ながらも足踏みから伸び率の鈍化という状況になっている

  • 理想の上司はAI―2025年アンケート

    カテゴリ: 予測

    AI社会は同音異義の自律と自立の時代をもたらすだろう。
    そうなるからこそ矛盾でも逆説的でもなく人間味の大切さが重要なのだ。
    自分自身で対人関係や交友を築かなねば、孤独ではなく孤立した生き方を強いられかねない。
    集団の中での孤立は心身をむしばむ最たるものとされてきたが、いわゆるステルス的ネットワーク上での孤立や疎外が人間に及ぼすモノはまだ多く語られない。

  • 海の倉庫と山の倉庫と働く人たち

    カテゴリ: 予測

    商談後に時間がある時や休日などに、ふらーっと倉庫巡りをする。もちろん仕事の一環でもあるが、情報収集以前に元来の個人的興味が勝っているのだと思う。
    今や10年以上続く月次ルーティンとなっていて、毎度出かけて行っては、各エリアごとにお決まりとしているコースの巡回や気まぐれに新規ルート開拓を楽しみつつ勤しんでいる次第だ。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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