物流よもやま話 Blog

  • 倉庫会社の正規と非正規

    カテゴリ: 実態

    たまに聞かされる話に「モグリの倉庫会社」という言葉が出てくることがある。
    過去に何度か質問されたこともある。
    正確には届出登録済み営業倉庫か否か?のハナシだと思うので、この機会にちゃんと説明しておきたい。

    まず第一に、営業倉庫の登録には事業主体のあれこれはたいして作用しない。
    その届出に最重要な要件は「倉庫建屋」の諸条件を満たしていることで、運営会社の規模や経営数値が厳格厳密に査定され、届出受理に大きな影響を及ぼすことはない。

  • タマシイがある。ホトケをつくる。

    カテゴリ: 信条

    職分として、私の守備範囲は業務フロー設計からそれを用いて業務管理まで完遂できる社内専門職を養成し、現場へのプリンティング(反復OJTによる徹底的な業務フローの刷り込み)方法と管理手順を身につけてもらう、までである。
    もちろん、事後の一定期間、品質管理は如才ないように手当てするし、実務の継続的なサポートもサービス・メニューとして用意している。
    物流相談も好評いただいているので、来月からレギュラー・メニューに加わりそうだ。

  • 「情熱と冷徹」対岸の二人

    カテゴリ: 本質

    倉庫内作業において、入荷がすべての始点でありその後の業務品質を左右する要所。したがって入荷作業にはその企業の幾つかの本質が反映される。なぜなら、入荷品がその後の企業収益を生み出す源となるからだ。
    「利は元にあり」と仕入れた商品の確認と検分がその作業に委ねられる。

  • バッパと手待ちの落し穴

    カテゴリ: 実態

    日本の陸上競技の中で、近年躍進目覚ましい種目の一つに男子の4×100mリレー(陸上競技の経験者は ‘ ヨンケイ ’ という)がある。
    個人種目では世界のファイナリスト・レベルに今一歩及ばない日本の短距離走者が、4人揃うとメダルを狙える記録をたたき出す。
    その理由はバッパ(バトン・パスのこと:もしや大阪ローカル短縮言葉なのか?)にある。

  • 倉庫と古墳の相性

    カテゴリ: 余談

    人生の半分以上は古墳のそばで生きてきた。
    大阪にはたくさんの古墳があるが、私の暮らしてきた場所は「百舌鳥・古市古墳群」エリアがほとんどであり、現在も変わらない。
    育ちは堺市と高石市。高校は大仙陵古墳――いまさら「実は仁徳天皇陵ではない」と言われても困るなぁ――の近く。
    現在の職住は応神天皇陵や仲哀天皇陵に近接している。

  • もう一度あの現場へ

    カテゴリ: 余談

    小学生の頃、友人達の誰ともなく名付けた「ガンバルジイサン」という名の亀をよく捕った。
    当時どの縁日でも人気だった「小さくてかわいいミドリガメ」のなれの果てなのだが、デカクてクサクて、くすんだ暗緑色の甲羅にオウドイロの裏側でイカツイ。
    丸坊主の爺様のような風貌を眺めながら、「インドの汚い川にぎょうさんいてるお坊さんみたいやな」と思っていた。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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