ずいぶん前から怪訝で理解しがたい想いを抱き続けていることがある。
それは物流現場と本社などの管理部門の在庫差異の処理の仕方だ。
「いいのかそれで?」という事例がたくさんある。
中でもマスター(本社)とローカル(物流現場)の在庫データ差異をどう処理するかについては、相当数の企業で乱暴ともいえる作業が行われている。
自社商品のさまざまな意匠や差別化・品質管理・イメージへの徹底したこだわり。
自社顧客の各種属性や購買動向の把握・分析・対処・使用感の情報収集には熱心。
なのに、なぜ物流業務の「自社規格」を設計しようとしないのだろう。
物流は「宣伝」「集客」「販売」の仕上げなのだという意識が持てないからなのか?
取扱商品はOEMやPBがあたりまえなのに、なぜ物流は既製品を仕入れて済ますのか?
昔取った杵柄。
なんていう言葉を思い浮かべながら書いている。
今回は全国多数の物流会社が実施する「倉庫見学会」についての一席。
実は、物流リアル〈本気のQ&A〉の質問投稿フォーム経由で数社からご質問いただいているのだが、あのコーナーにはなじまないので、今回の記事で回答を兼ねてつづりたいと思う。
企業の物流業務は外部委託が主流である。
自社倉庫運営にあたり、作業請負業者と契約したり、3PLに丸投げしたり。
言い回しや理由付けの順番に違いこそあれ、どの企業も似たような実態や本音を抱えている。
掲題の言葉はロジ・ターミナルの行動規範。
バスケットボールやレーシングシーンとニュアンスが異なるのは、競ったり、抜き去るために対面したり並走するのではないという意で用いているからだとご理解いただきたい。
物流専門職養成プログラムの根底には「対面会話」「並走して次へ」という不文律がある。
掲題であきらかですが、今回は完全に余談であります。
物流のかしこまった技術論や方法論のハナシは一切出てきませぬ。
なので物流情報収集目的の方々はスルーしてください。
ただの「自己流よもやま話」です。
昨年の勤労感謝の日以来、久々の雑談・余談の回としますので、読前にご了承を。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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