ある日のある会社の物流部(以下、親物)と物流子会社(以下、子物)の担当者同士の会話。
伏線や含みは皆無。素の会話をそのまま載せているとお考えいただきたい。よって淡々とした調子でダラダラとやり取りが続くのだが、かえって生々しいかも。
そんな以下になるので、事前にご了承のほど。
「地震みち」という言葉を最近知った。
現在では「異常震域」という専門用語がそれにあたるのだとか。
【異常震域】
震源地より遠く離れた所で異常に震度が高くなる現象である。かつて地中に地震が伝わる特別な抜け道があると考えられ、地震みち(じしんみち)と呼ばれていた。
商売柄と性分からか、日常生活でも物流がらみのあれこれに目が行ってしまう。
最近では3回続けて同じ場所で、
「なんであんなことをしているのだろう?」
「そうでなければならない理由でもあるのか?」
「こうすればいいのに」
などとモヤモヤしつつ立ち止まって作業者を凝視しながら「うーむ」と唸っていた。
駆け寄って矢継ぎ早にヒアリングしようとしている自分に気づいて、毎度のことながら肩をすくめてしまった。
巨大ファンドの内陸型倉庫建設着工のピークが過ぎようとしている。
おそらく竣工ラッシュを迎える2年後以降には、国内大手ディベロッパー以外の開発案件は激減するはずだ。
あくまで私見だが、そろそろ保管料相場の高止まり幻想が消え去るのだと感じている。
現状の市場環境に一喜一憂することなく、潤沢な資金で長期的展望と計画のもとに粛々と開発を手掛ける国内の旧財閥系をはじめとする数社以外は、実態の賃料相場や空室率の動向を注視しつつ、近づく潮目の変化を探る
企業の倉庫業務は外部者から視えにくいが、その中身が及ぼす影響は大きい。
厄介なのは「何かおかしい」「言ってることとやってることが」「意外にルーズでいい加減なのかもしれない」「期待していたが、こんな体たらくだとは」
のような言葉で企業としての信用や信頼を失う要因になるところだ。
今回の題名だが、「極論のススメ。盆暮正月深夜早朝」にしようか迷った。
極論ではなく正論になるだろうと妄信しているので、やっぱり違う、、、
というわけで掲題を変更したのだった。
働き方の改革ではなく、必然的な構造変化。
過去にも似たようなことを何度も書いてきたし、あちこちでたくさんの方々に話してきた。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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