多くの読者諸氏にとっては夏季休暇明けの金曜日となった本日かと思う。
しかしこれを書いているのは8月15日の明け方である。今まさに台風7号が近畿地方を直撃しようとしており、午前5時の現在、和歌山県潮岬に上陸したようだ。
当然ながら台風の進路となる紀伊半島以北エリアでは大雨と強風の警報が出ているわけで、まさに滝のような雨がわが家の屋根にはねる激しい音が長く絶え間なく続いている。
多くの企業や役所では今週後半から夏季休暇期間になるようだ。
台風やら危険高温のニュースが続いているが、かたやで各地では花火やら海水浴やら夏祭りなどの各種イベントが制限解除の号令の下で盛んに催されている。
そうなると、コロナ禍前には毎年の風物だった高速道路の渋滞予測、新幹線や航空機の予約状況と駅や空港の混雑などが連日のように報道されるわけだが、これも久しぶりである。
いやはやしかしヒドイ暑さが続く。身の危険を感じるような熱気が日中と日没後しばらくは膨張したままで街中に居残っている。庫内外での作業者はくれぐれも自衛してもらいたい。
管理者諸氏には巡回頻度を増やして、作業者たちの体調確認を怠らぬよう切に願う。よくあるパータンとしては、顔をほてらして呼吸が乱れているにもかかわらず、当の本人は一心不乱に作業に没頭していて、自身の異常に気付かないという状況だ。
世間一般の現状を知らぬままに書いているのだが、自身に関わりある範囲では、コロナウイルスの罹患情報が途切れない。とりわけマスクを外す人が増え始めた春先あたりからの伝聞が増えたように感じている。もっとも「そろそろ収束すると安堵していたのに…」という内心がカウンター的に効いて、過去の期間に比して敏感になっているのかもしれない。
長距離移動で高速道路を利用するたび遭遇するのは、大型車の「スマホ見ながら走行」と「うっつら睡魔との格闘蛇行」である。傍から観ていてもただただ怖いし、自損で済まずに巻き込み事故を起こしたら、取り返しがつかないことなど運転手自身がわかっているはずだ。
つい先日のことだが、前方を走る大型車両が小幅ながらも蛇行気味なのに気付いた。
♪暑中ぅうお見舞い申し上げますぅ~ ……で、「キャンディーズかっ!」とツッコめる貴方はジイサンかバアサンか後期オッサンか後期オバハンである。
というハナシはどうでもよい。
やはり今年も豪雨と酷暑のまだら攻撃に翻弄されっぱなしの梅雨末期となっているではないかと憂うつこの上ないワタクシなのだ。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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