物流よもやま話 Blog

では、いったい誰が?

カテゴリ: 余談

展示会で出展者や事務局の方と名刺交換する。
展示会で偶然遭遇した旧知の方から紹介された方と名刺交換する。
謝恩会や新年会などで主催者側の方から紹介された方と名刺交換する。
通常業務でさまざまな企業の方と名刺交換する。
WEB会議などでメール交換した方は署名にある電話番号を互いに知る。

つまり名刺交換やメール交換したほとんどの場合、「お互いに相手が誰なのかをわかっている」ことになる。“ほとんど”と断わったのは、CCやBCCに記載された方の中に知らぬ方がいることも少なくないからなのだが、所属部署や関連部署であることぐらいはわかっている。
ちなみにたいした用もないメールマガジンなどの会員登録は一切しないし、WEBドメインから安易に推測できそうなメールアドレスは使用していない。
(とは言うものの、複雑多字数でもない。あてずっぽうでもヒットしそうではある)

なのに、だ。
なのにどうして見ず知らずの相手から電話やメールが届くのだろうか。
嫌な想像だが何らかの繋がりのある誰かが、投資や回線営業や不動産屋に個人情報を流しているのか?と青臭い疑問を浮かべたりしているいい齢したオッサンであるワタクシなのだ。

むろん「名簿屋」の存在は知っているし、新宿や銀座時代には近所に何人かいたぐらいだ。が、その入手方法まで掘り下げて見聞きしたことはなかったような気がする。
ありとあらゆる属性別の名簿が流通しており、それを購入してはDMやテレアポや訪問などの営業の種にしている連中は大昔から今に至るまでワンサカいるのも承知している。

が、この数年来は名刺交換などの機会が激減しているし、ウェビナー等でもパネラー間でメール・電話でのやり取りにつながるケースは稀である。
展示会で名刺を出して資料入手や説明拝聴することはあまりなく、同行者の名刺交換を後ろで見ていることが多い。たとえば前回の関西物流展では名刺交換は二回・三名のみで、あとは巡回していただけだった。
そんな顛末は常態化しており、昨今では名刺の使用枚数がとても少ない。

ワタクシのような商売は何はともあれ「顔を売る」ことが第一、ということは心得ている。
しかしながら極度の人見知りと不精が相まって、知らん人と会話することが苦手の一番。
なのでどこに行ってもひたすらに黙して俯き加減に早足で歩く。
誰とも目を合わせずに、展示物などは正面から見ない。
ヒトもモノも斜めから横目でチラ見して通過するのが専らなのだ。

かくも目立たぬように・知られることがないように・あまり関心を持たれぬようにひっそりと生きているのに、なぜかヘンな電話やらメールが結構な頻度で届く。
ロジターミナルWEBの「お問い合わせ」フォームにも詐欺と物販とヘンテコリンな勧誘が毎日届く。迷惑メールに振り分けるぐらいが関の山で、完全にブロックできていない。このあたりが手作りWEBの脆弱さなのだろうが、今さら後悔しても仕方ない。
WEBフォームからの無差別攻撃は不可抗力にしても、直接の連絡にはうんざりしている。
携帯番号には手当たり次第、メールにはアドレス名にありがちなパターンを予測して発信というのが相場らしい。中にはプログラムが無作為に発信しているものあるのだとか。
もはや不可抗力なので、うんざりしつつ定番化されているベタな対処に甘んじている

しかしながら、ワタクシの「嫌なのじゃぁ~」によって迷惑千万なのはアドレス変更を告知される方々であり、その都度登録変更の手間を余儀なくされる。誠に申し訳ないので、契約しているサーバー内で抜本的な方策が打てぬものかと調べてみたが、分不相応なコストがかかるようなので現実味がない。
WEBの詳しい方に尋ねてみたが、「一定数の迷惑メールの類はいたし方ないものと受容するのが最善の処し方」とのことだった。その「一定数」の感覚こそ個人差が大きいのだが、、、

というわけで、近々メールアドレスの変更のお知らせが届きますので、該当の皆様にはどうかご対応いただきますよう平身低頭お願い申し上げる次第です。

ついでながら、今秋までに所有ドメインと公私メールアドレスの整理を行うつもりです。可能な限り簡素化することで維持費や管理手間が相当削減できる見込みであります。
関係各位のご理解とご協力をお願いいたします。

併せて予告させていただきます。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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