物流よもやま話 Blog

まさかのネット不通状態

カテゴリ: 余談

本来なら、本日あたりは新しい環境についてなどをアップロード、、、となるはずなのだが、NTT西日本の回線工事ドタキャン(工事予定日の3日前にスマートフォンに着信したのは「工事中止と変更日は未定」というものすごいショートメール)で、まさかの「ネットもテレビもない生活」状態に陥っている。
(5/27現在:やはり回線工事の連絡はない。携帯電話のテザリングが唯一のネット接続手段)

知らん顔して物流の話題にしようかと思ったが、関与先の現場改善と新居整理に追われる現在は、あまりややこしいハナシを考えたり書いたりできる状態ではない。
で、こんなことをだらだらと記している次第なのだ。

にしてもこの時代に、しかも転居のハイシーズンの余韻冷めやらぬ5月に回線工事のドタキャンと事後サポートの連絡がなく、何十回かけても繋がらぬサポート電話番号にやっと通じたら、オペレーターのオニーチャンが紋切り型のお詫び言葉を繰り返し、事後対応については「5月中に一度は連絡します」のみ。
こんな寄る辺ない状態など想定外もいいところだが、現実に起こっていることなので翻弄されるままに過ごしている。

私に限らず、世の多くの方々は対面や集合や訪問が不可避な場合を除き、現場職以外は基本的にテレワーク状態であると思う。なかには転居やリフォームなどで住環境が変わる方や、Wi-Fi設置や機能増強のために回線やプロバイダーや契約プランの見直しをする方も多いと察する――と愚痴や恨み言が尽きないのは不本意この上ないのだが、ついついこぼしてしまうのだ。
今や生活やビジネスのインフラとして不可欠となっている光回線の不通や不調は、テレワーク推進を是とする世相に水を差すものだ。それが「計画」のなかでのトラブルならば、もう少しやりようがあったのではないかと恨み言を言いたくもなる。NTT西日本広報によれば、原因は「光回線の契約管理システム更新時のトラブル」とのことだが、まさかテストなしでいきなり本番の切り替えしたわけでもないだろうから、準備段階での不備を非難されても致し方ない。
とにもかくにも一刻も早く復旧してほしい。

ハナシは少しずれるが、コロナ禍収束後もテレワークやサテライトオフィスの継続・増進はより活発化すると思う。
巷の予測や企業広報も総論としては同じようだし、郊外の住宅地への転居傾向は強まるいっぽうなのだとか。特に関東圏では顕著で、近畿圏でも話題として取り上げられる頻度が増えているように感じる。この基調はますます強まり、今年後半には大きな流れとして定着するのではないだろうか。
これもひとえに通信インフラの発達と拡充の恩恵であり、その場所の座標点よりも通信や業務環境の優劣が、働く場所決定の因子として上位になることは既定事項として支障ない。
同一圏内とは今は同ブロックエリア程度かもしれないが、そのうち日本国内までを指すようになり、すぐに地球上で通信環境が整った場所すべてを結ぶ意となりそうだ。当然ながらその先には宇宙ステーションや人間が常駐から定住を試みようとしている惑星にまで及ぶのだろう。
ネットワークの緊密化によってコミュニティ自体の概念が変化するなら、国家や国境の存在や意味も同様とするのが自然で理にかなっている。
物流の未来も例外ではなく、日本独自の奇形化や固有化は孤立や排除の対象となる可能性大であるし、この期に及んでもまだ開発利権や既得権益にしがみつこうとしてる者がいるなら、早急に市場から退場させるべきだ。

コロナ禍がもたらしたものは経済損失や機能停滞だけでなく、人々の中に静かに確かに在った自分自身の価値観との対峙だったように感じている。
それが「働きかた改革」ではなく「生きかた改革」へと置き換わり、実は末尾に置かれる言葉は改革ではなく「思い知る」「気付く」「ごまかさなくなる」「素直になる」「正直になる」などが適当であると認める人々が多くなってきた。
承認欲求は内向化し、自己完結型の価値観や行動様式に個人のエネルギーは注がれる。
したがって個人で楽しめるエンターテイメントコンテンツは端末の選択肢増によってまだまだすそ野を広げてゆくに違いなく、アウトドア系の娯楽全般に流行ともいえそうな賑わいの予感に満ちている。一方で危険管理や自己防御の意識が高まるはずだから、セキュリティやリスクマネジメント関連のサービスは多様化・細分化しながら拡大を続けるのではないだろうか。
ビジネスチャンスもその分野と関連サービスで大きくなるのは必至と思える。

、、、、、勢いよく書いているが、ふと我に返った。
やることだらけなのに、インターネットが使えない、、、なんてこった!パンナコッタ。
なんていう吉本新喜劇の茂造セリフをほざいている場合ではないのだった。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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