建築コストの坪単価以前に、請け負ってくれるゼネコン探しが至難の業なのだとか。
またようやく見積してくれる先が見つかったとしても、
「着工は5年後以降、相見積もりならうちはお付き合いできかねますので、他社にどうぞ」
というのが、足許を見るような“高飛車”ではなく“やむにやまれぬ本音”となっているらしい。
ガソリンの二重課税問題やトリガー条項発動の是非については徹底的に議論・改善すべきと思っている。しかしながら、それ以前に「ガソリンスタンドが永久不滅の地域インフラではなくなりつつあるとしたら、そのモンダイへの対処はいつから誰が着手するのだろう」という疑念とも懸念ともつかぬ言葉がずっと脳裏で点滅している。
諸般の事情から物流業務の多様化や弾力化を進めてゆくと、まわりまわって「ヒルヤスミのモンダイ」に突き当たること必至なのだ。
ゆえに些末時と切り捨てたりせず、そこそこかまぁまぁエライ方々もご一考願いたい。
税制や社会保障負担の改変に伴い、非正規従業員の労働時間に変化が表れ始めている。
「フォークリフトの操作がものすごく達者なのに、解雇されてしまった若者」のハナシを以前書いた(どの原稿なのかが不明)が、今も現場実情はたいして変わってはいない。
庫内やヤードを20km/h以上のスピードで疾走し、急転回・急停止・急発進を「腕の見せどころ」と勘違いしているリフトマンはまだ多い。
公道での自動車危険運転と同様な事態を、「まぁこんなもん」と看過している管理者やその上席者は少なくないが、操作者以上に叱責と重罰が課されてもいたし方ない
大型トラックの中長距離便では女性ドライバーの数が増加している。
そして遅ればせながらも若い男性の運転手をよく目にするようになってきている。
と感じているのは私だけはないようで、関与先に出入りしている現役ドライバー諸氏に確認してみた結果、「若い人の入社が目立つようになってきている」とのことだった。
しかしながら、事態の本質は物流現場に通じるのではないかと思う。
どこの会社にも破損し続ける「ビン飲料のようなモノ」はあるだろうし、歴代役職者が黙認黙殺し続けて久しい「のようなモノ」が脳裏に浮かんでいるのは今これを読んでいる貴方に限ったハナシではないと不肖ワタクシは思っているのであります。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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