WMSの仕様
(モバイルアクセサリーEC・物流センターマスター)弊社の出荷業務では、現場システムで梱包前にピッキングミスのチェックが行われます。他社ではピッキング時と梱包時のダブルチェックが多いと聞きますが、その理由がわかりません。現在の方法だと重大なミスが起こる可能性があるのでしょうか?
入荷検収・在庫計上の業務設計が合理的で、棚卸時の在庫差異が許容範囲内であれば、最終のチェックポイントは梱包時でも問題ないと思います。
入荷→ロケふり→品番と数量を確認するピッキング規則→シングルピック、トータルピックの別による作業フローの区分け→梱包場の動線設計の業務適合。この検証が徹底されたうえで、梱包時一発勝負ならば悪くないと思います。
ピック時のエラー検出は、出荷業務の上流でミスを潰すという意思の表れであり、その優劣は一概に判定できません。業務量によって作業ストレスのかかる位置や時間帯は違いますし、業務フロー設計と人員配置は企業独自の意思表示でもあります。
物流会社などではトリプルチェックなどを宣伝していますが、見方によっては「作業者のルール無視やミスが多いので、システム依存して何度もチェックしなければならないのです」という解釈もできます。
WMS以前の業務ルールを研ぎ澄ますことこそが肝要と思います。
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