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物流リアル〈本気のQ&A〉

在庫差異と補償

(ゲーム機・ソフト通販・管理MG)

委託倉庫では誤出荷と在庫差異が恒常的にあります。半期に一度の棚卸では、必ず大きな在庫差異があり、欠損については原価での補償となっています。今後は、出荷ミスについては罰金、足らない商品については売価での弁償に切り替えたいのですが、他社事例はどうでしょうか?

在庫差異による欠損分については、原則として仕入原価での補償が一般的です。
しかしながら、委託先倉庫と貴社が双方合意の上で原価以外の補償基準を設けることには問題ないと考えております。
一方で業務ミスに対するペナルティの要求ですが、強要すれば下請法などに抵触する可能性大です。罰金名目での支払額からの一方的な控除などは完全に違法となりますので、くれぐれも慎重に行動してください。ちなみに昨今は稀になりましたが、単なる請求完了後値引きの先送りでしかない毎月の支払い歩引きについても同様です。

「通常業務における荷役ミス」という行為自体への金銭的補償は要求不可が原則です。
結果に対する引責よりもミスの原因を双方で追及すべきです。必ず判明しますし、防止できるはずです。

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