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物流リアル〈本気のQ&A〉

一体型伝票の導入

(アパレル・皮革製品EC・取締役管理本部長)

資材会社から一体型伝票(印字後切離し型)を勧められています。
現在使用中のWMSに連動可能な伝発システムとプリンターもセットになっており便利だと思うのですが、ミス防止効果と上昇コストのバランスが「マイナス」と感じております。導入事例の好例が知りたいです。

以前に比べれば専用用紙やシステム導入費用は安くなったと思います。
ご承知のとおり、最大のメリットは「キッティングミス」の防止効果と同データの一括一面印字です。カスタマイズによってピッキングリストや納品書などの加工も可能です。
導入事例はたくさんありますが、出荷件数が膨大な企業が目立ちます。
作業現場での悪評はほとんどないと思いますが、事務手間の省力化にはあまり効果がありません。
切離し作業は作業ごとの現場ではなく事務で行うことが正解なので、結局はプリントアウトして名寄せするかミシン目を切離すのかの違いでしかありません。
現状にキットミスがなく人員的無理もないなら、コストアップだけが目立つと思います。
WEBでの閲覧やダウンロード可能なデータ提供を代替として、納品書を省略するECショップが増えています。事務書類の削減は主流化していますので、伝票の書式や利便を競うことも下火になりそうです。

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